大腸癌の患者数は近年増加しており、2018年の統計で悪性腫瘍疾患において患者総数が1位となっています。しかし、大腸癌は比較的治療効果が高く、年次推移をみても年齢調整死亡率は男女とも減少しています。昨今、医療技術の進歩により新たな抗癌剤や治療法が開発され治療効果が向上し予後の改善を認めていますが、それに伴い治療方針・方法も複雑になっています。
大腸癌研究会では、患者さんのみならず、ご家族が遭遇する問題を整理し、さらに医療関係者との意思疎通が良好となるように、診断・治療法などを中心に解りやすく解説することによって、皆様が安心して治療を受けていただけることを目的として、患者さん・ご家族のためのガイドラインを作成しています。
患者さんのための大腸癌治療ガイドライン
「大腸癌治療ガイドライン」の一般の方向けの解説書です。
患者さんとご家族のための遺伝性大腸癌診療ガイドライン