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直腸癌手術における適切な肛門側切離端までの距離と外科剥離面までの距離に関する多施設前向き観察研究

伊藤雅昭(国立がん研究センター 大腸外科)

活動要旨

 直腸癌では局所再発を防ぐことが臨床的に重要である。局所再発の機序や関連因子について多くの報告があるが、その中でも肛門側切離端までの距離(DM: Distal Margin)や腫瘍先進部から外科剥離面までの距離(RM: Radial Margin)が重要な局所再発因子とされている。しかしながら、直腸癌手術における過不足のない適切なRMやDMに関しての報告はこれまで後ろ向き研究が主体であり、大規模な多施設の前向き研究での結果は未だ報告されていない。

そこで本プロジェクトでは、腫瘍下縁が肛門縁から12cm以内に位置する直腸癌(RS, Ra, Rb)で、原発巣を切除予定のStage I~IVの直腸癌手術を対象とし、病期や術前加療を考慮した局所再発率を低下させる適切なDMとRMを明らかにすることを目的とした多施設前向き観察研究を開始する。

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